リーダーシップを発揮するための心得

リーダーシップの意味

 

リーダーシップという言葉は特に社会人にとっては必要不可欠な要素として浸透しています。これは今日の企業組織の体質が強化されるために求められているもので、社員が一人のリーダーシップにすがるものではありません。

 

組織の各所でリーダーシップを発揮する人材が必要なのであり、多くの企業が自立的に動く社員になることを奨励しています。とにかく変化の激しい時代ですから、社員各人が取り組まなければならない課題は多く、それこそ指示待ち人間ではノルマを達成することはできないわけで、自分の部署や時には企業の枠も超えたネットワークを構築していかなければなりません。

 

そこでポイントとなるのは、従来型の組織の上下関係を行使することではなく、優れたリーダーシップで人や組織を納得させて動かすことができる能力ということです。もちろん、部署や組織がある限り、壁は簡単にはなくなりませんから、組織の壁を突破できるような資質が求められることになります。

 

以前は、リーダーシップが天性に基づくものだとも考えられていましたが、今では日々の努力の積み重ねで醸成されるのがリーダーシップだとされています。「リーダーになりたくない」、「全員にリーダー資質は必要ない」という意見もありますが、必ずしも何かの組織の長になることだけではありません。

 

自分が正しいと思うことや、やりがいを感じることを貫いて、他者をも感化させることがリーダーシップの意義です。人の上に立つのが苦手だという人も、やはり自分なりのリーダーシップを開発することが必要で、しかも可能なのです。